回転ずし大手「かっぱ寿司」を運営するカッパ・クリエイト(本社・横浜市西区)の田辺公己社長(46)が、競合する大手「はま寿司」の営業秘密を不正に取得した不正競争防止法違反の疑いがあるとして、警視庁は29日までに田辺社長ら3人の逮捕状を取った。30日にも逮捕する方針。法人としてのカッパ社も同容疑で書類送検される見通し。
田辺社長は2020年11月に顧問としてカッパ社に入るまで、はま寿司の親会社「ゼンショーホールディングス」に勤務。14年から3年間、はま寿司の取締役を務めたこともあった。
捜査関係者によると、田辺社長はゼンショーに勤めていた2020年10月ごろ、はま寿司で管理されていた仕入れ価格などの営業秘密が含まれたデータをUSBメモリーに移して持ち出した疑いがある。
警視庁は昨年6月、田辺社長がカッパ社に移籍した後の20年11~12月に元同僚の女性からはま寿司の毎日の売り上げデータなどを受け取った疑いがあるとしてカッパ社の本社を家宅捜索している。同庁は、こちらの容疑についても慎重に調べている。
寡占化進む回転すし業界、「かっぱ」は苦戦
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル