「がんばろう ワシのふるさと…」 人口1万の町に吹いた「藤井風」

 人口約1万1千人、岡山県南西部にある里庄町(さとしょうちょう)が沸いている。今年度のふるさと納税の寄付額が2年前の7、8倍に膨れ上がる見込みで、町のキャラクターグッズも売り切れ続出だ。紅白にも出場した人気ミュージシャンが、追い風を吹かせた。

 町のふるさと納税の寄付額は近年、驚くほど右肩上がりとなっている。

 2019年度2700万円、1099件だったが、20年度は7300万円、3419件に急増。今年度は昨年11月末時点で1億800万円、4818件に達した。1億円を超えたのは08年度の制度化以降、初めてだ。

 その後も快調で、今年3月末には2億円を超す見通し。19年度は40品目だった返礼品を、今年度7・5倍の300品目に増やした。

 特産化を進めるマコモタケ、江戸時代からの名産品・手延べ麺などが並ぶ。手延べ麺の中でも、「風すず音(ね)」という名の商品に人気が集まっている。

 ここまで注目されるのはなぜ…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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