「くどいなっ」「うるさいわっ」 年下の教頭に暴言吐いた教諭を処分

小林圭

 愛知県教育委員会は29日、県内の教諭4人について学校内での現金窃盗や管理職への暴言などがあったとして懲戒処分にし、発表した。

 県教委によると、清須市立古城小の男性教諭(34)は、校内で現金計29万円を盗んだり、着服したりしたとして懲戒免職とした。教諭は2021年7月~22年11月、校長室の金庫などから現金を盗み、集金した現金を着服した。「パチンコやスロットなどギャンブル代や生活費に充てた」と説明し、すでに全額を返金したという。

 県立熱田高の再任用教諭の男性(62)は、管理職の指示に反発して、職員室のドアを蹴り、大声で暴言を吐くなどしたとして戒告とした。男性は22年11月、50代の教頭が保護者会を開くよう指示したところ、開催に反対であると大声で非難し、怒鳴り続けた。別の日には、教頭から時間割の変更方法について指示されると、「くどいなっ」「うるさいわっ」「じゃまだてするな」などと暴言を吐き、教頭を両手で押して職員室のドアを蹴ったという。

 長久手市立北小の女性教諭(51)についても、体罰や不適切な指導があったとして戒告とした。21年10月の授業中、女性教諭が騒がしい雰囲気を注意し、指導を守らない児童の椅子を蹴り、倒した。児童は右ほおを打ち、けがをした。22年10月には、速く走ることができない児童に、大声で「走れ」「遅い」などと速く走ることを強要したという。

 また、死亡事故を起こした岡崎市立竜海中の男性教諭(29)は停職1カ月とした。(小林圭)

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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