「こいつや」漁協関係者が男を取り押さえ 首相の演説直前に爆発音

【動画】岸田文雄首相の演説直前に爆発音がし、男が取り押さえられた=里見稔撮影

 15日午前11時半ごろ、遊説で和歌山市を訪れていた岸田文雄首相に向け、爆発物のようなものが投げつけられた。首相は警護の警察官と避難してけがはなく、投げたとみられる男は警察官らに取り押さえられた。

 岸田首相は15日午前11時20分ごろに和歌山市の雑賀崎(さいかざき)漁港に到着した。会場に来ていた人たちに手を振るなどして漁港の施設に向かい、アシアカエビやマダイなどを試食。その後、衆院和歌山1区補選の候補者とともに壇上に上がる直前、銀色の筒状のものが飛んだ。

 「こいつや」と漁協の関係者が男を取り押さえ、SPとみられる男性が加勢して男を地面に押さえつけた。

 岸田首相が訪れることを知って、現場となった雑賀崎漁港にいたという和歌山市の男性(30)は、取材に対し「バアンという音が聞こえた」と説明。

 昨年、隣の奈良県安倍元首相が殺害される事件があったことに触れ、「和歌山でも起きるなんて。ただただ驚き」と述べた。

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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