羽田空港で日本航空(JAL)の旅客機と海上保安庁の航空機が衝突した事故から1週間。機内では何が起きていたのか。乗客の証言から、事故発生から脱出の完了までの18分間が明らかになってきた。
2日午後4時15分、JAL516便は北海道・新千歳空港から羽田空港へ向けて出発した。
乗客367人、パイロット3人、客室乗務員9人が乗り込んでいた。
着陸直後に「ドン、ドン、ドン」
年末年始を帰省して過ごした家族やスキー客、これから海外へ向かう人たち。機内は満席だ。
前方右の通路側に座っていた川崎市の金子洋之さん(67)は、年末を札幌市にある実家で過ごした。
「家に帰ったら、片付けを済ませよう」。そんなことを考えていた。
午後5時47分。着陸の様子をモニターのライブ映像で眺めていた。
ガタンと着陸した直後に、「…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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