初めての緊急事態宣言が出されていた昨年5月。
神戸市内で飲食店を営む「情熱ダイニング」の池原晃喜(こうき)社長(54)は翌月からの現金の流れを計算し、頭を抱えた。
6月 ▲200万円
7月 ▲3300万円
8月 ▲6400万円
▲印は赤字を示す。
1996年創業で、コロナ下で最も打撃を受ける宴会売り上げが7割を占めてきた。
結論は明らかだった。
「このままじゃ倒産する」
社長が打ってでた 起死回生の策
眠れず、常に顔色は悪く、口数が少なくなった。
人と顔を合わすのがつらい。
政府系や民間の金融機関に融資を頼んだが、断られ続けた。
従業員が次々と辞めていった。
「夜逃げを覚悟しました」…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
Leave a Comment