繁華街で通行人を居酒屋に勧誘する「客引き」が、福岡市中心部の主要駅周辺で増え、トラブルも相次いでいる。規制が厳しい自治体からの流入が主な原因とみられ、地元からは、条例制定による規制を望む声が出ている。
9月中旬の夜、JR博多駅筑紫口(福岡市博多区)周辺。前掛けをつけたり、店のロゴ入りのTシャツを着たりした客引きが、行き交う人々に声をかける中、記者が歩いた。
「居酒屋どうですか」。すぐに茶髪の男性が寄ってきた。「今ならすぐご案内できます。飲み物10%引きにしときますね」。丁寧な口調でメニューを見せ、店と無線でやり取りする。すぐに通りの一角にあるビルにたどり着いた。
男性が案内するのはここまで。…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル