福岡県福津市の原崎智仁市長は23日の定例記者会見で、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の友好団体が関わるイベント「ピースロード」の関係者から2019年に2度表敬訪問を受けたことを明らかにした。教団とのつながりを感じ、その後の接触はないという。
原崎市長や市によると、表敬訪問は2019年7月23日と9月25日の2回で、市長室で応対したという。17年の初当選後、「面会はどんどん受けるように」と指示していた時期だったという。市議による紹介ではなかった。
原崎市長によると、日韓の友好や日韓の平和をうたい自転車で全国キャラバンをする団体との説明を受け、サイクリング姿の若者数人とスーツ姿の男性1人が来庁。その場で写真撮影に応じた。活動を記した冊子を受け取り、内容から教団と関わりがあると感じたといい、後日、写真使用の許可とメッセージを依頼されたが断ったと話した。
以前市議だった時に、活動報告書を読んだ市民から「応援しています」と声がかかり、出向いた先で「この本を読むといいですよ」「この聖水を飲むといいですよ」と言われ、教団とのつながりを感じた経験があり、「用心するようになった」という。市長選でも教団の支援は一切受けていないという。
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル