損害保険会社に保険金を水増し請求していた中古車販売大手のビッグモーター(東京都港区)の和泉伸二・新社長が、25日に開いた記者会見の後に全社員あてにメールを送っていた。社員をねぎらう一方で「改革の第一弾」として、会社支給の携帯電話からLINEのアカウントを削除する内容だった。詳細は以下の通り(原文まま)。
《全社員の皆さんこの度はBP部門の不正請求問題に端を発し、様々な報道により現場に混乱を招き、多くのお客様の信頼をなくしてしまったことに対して会社を代表して本当に申し訳なく謝罪をさせて頂きます。誠に申し訳ありませんでした。
しかしながらそんな中においても皆さんが長年かけて信頼関係を構築して頂いたお客様やご新規でも安心して頂ける対応でご利用くださってるお客様がいらっしゃるという事はこれぞビッグモーターの真髄だと皆さんを誇りに感じています。
私もいち早く現場に駆けつけ皆さんの顔を見てたくさん話しもしたいのですが、先ずは会社の基盤を守るために特に重要なステークホルダーの皆さまや行政に対しての対応を優先させて頂いて出来るだけはやく現場回りを開始したいと考えております。
本日の記者会見でも発表した通り、今後は新体制で再出発していきます。まず私が思っていることはこの難局を乗り切るためには本気の風土改革を行い社員全員がしっかりとお客様の方を向いて仕事ができるようにバックアップさせて頂くことが我々の使命だと思っています。風通しのよい風土を作り上げ各店が主体性を持ち誇りを持って仕事をした頂く体制を築いていきますので改めてこれからも宜しくお願い致します。
改革の第一弾としてまず全店のLINEの使用をすべて止めることにします。
会社支給携帯に入っているLINEのアカウント削除をしてください。
今後の連絡網については取りあえず営業支援システムの社内メッセージにて行います。また使いやすいイントラネットが見つかりましたら使用を検討していきます。
尚、社員同士の個人的の繫がりに関しましては各人の判断使用でお願いします。
最後になりますが、これから全員の力を結集し、お客様満足を追求していけば必ず強いビッグモーターに戻ることができると信じていますので引き続き宜しくお願い致します。》
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル