岐阜県と三重県では9日、新型コロナウイルスの「まん延防止等重点措置」が始まった。対象地域の店舗では酒の提供自粛が求められ、岐阜市内の飲食店街では、休業に向けた準備をする姿もみられた。
飲食店が立ち並ぶ岐阜市中心部の玉宮地区。日曜日の正午でも街を歩く人はまばらで、対象期間の今月末までの休業を伝える貼り紙を掲げる店が目立った。
「このままだと廃業も考えないと」
和食風居酒屋を営む男性(48)は、この日から月末までの休業を決め、その準備に追われていた。売り上げの約6割が酒といい、休業することにしたという。 別の居酒屋の店長(46)は11日まで営業し、その後の営業は検討中という。「国や県は営業時間を短縮しろ、酒を出すなという。弁当を販売したり、昼営業も始めたりしてきた。これでは万策尽きてしまう」と話した。
岐阜県の重点措置の対象地域は岐阜、大垣、多治見など16市町。三重県は四日市、桑名、鈴鹿など12市町。飲食店などに午後8時までの営業時間の短縮や、酒類を提供しないよう求めている。
岐阜、三重の河川敷には愛知県ナンバーの車も
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル