「ごめん、もう学校行けない」 不登校児の家庭が抱えるお金の悩み

 「ごめんなさい。もう行けない」

 小学3年生だった長男(13)が玄関でランドセルを背負ったままこう口にしたのは4年前のことだ。

 母親の加藤絵里子さん(45)は「やっと言ったね。よく言ったね」と声をかけた。

 それ以降、長男は一度も小学校に行っていない。

 絵里子さんが「やっと言ったね」と応じたのは理由があった。

 長男は小学校に入った頃から、同級生に暴力を受けたり、暴言を吐かれたりするようになった。

ゴミ箱から服が

 あるとき、自分の服がゴミ箱…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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