「さやちゃん、どこにいるの」 松戸女児不明5日目、家族がコメント

 千葉県松戸市の小学1年生、南朝芽(さや)さん(7)が行方不明となって27日で5日目となり、家族が報道陣にコメントを発表した。取材に応じた父親は「生きて無事に帰ってきてほしい」と悲痛な心境を語った。千葉県警は120人態勢で捜索したが有力な手がかりは無く、28日も同じ態勢で捜索する。

 県警は27日、朝芽さんの靴が見つかった流山市の江戸川河川敷から下流に範囲を広げ捜索。松戸市消防局の水難救助隊員らもボートで川の水面を確認した。

 松戸市職員も松戸駅や南流山駅など周辺の3カ所で家族が作成したビラ計約4500枚を配布し情報提供を呼びかけた。ビラは市が計約1万5千枚増刷し、今後も配布する。

 南流山駅のロータリー付近でボランティアでビラを配布した流山市の山木愛美さん(23)は「昔から子どもが大好きで、ニュースを見て胸が痛んだ。多くの人に知ってもらうためにビラ配りを手伝った。少しでも力になれば」と話した。

 情報提供は松戸署(047・369・0110)へ。

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 南さんの家族のコメントは以下の通り。

 「このような事態になってしまったときこそ、周りには親切で無私無欲で力を貸してくださる方々がたくさんいることに心から気付かされます。地域ボランティアの方も市の職員の皆様も遠方から来てくださっている方も、数えきれない心優しい方々が娘のために奔走してくれています。皆様には感謝してもしきれません。良いニュースがあると信じて私共も懸命になって動いています。

 ただ朝芽と一緒に生きることができた、いつも通りの、平穏な毎日を取り戻したいという思いだけが私共を動かしています。どうか人通りの多い場所で、元気な姿で見つかってほしいです。

 さやちゃん、どこにいるの、どうしてるの、はやくかえってきて 家族一同」(宮坂奈津、近藤咲子)

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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