「バスを間違えて降りたのは引越(ひっこし)する前の家の近くだった それにしても夕焼けの空がきれいだった」
街の景色を投稿したインスタグラム。その末尾に「#記憶とつなぐ」のハッシュタグを添える。
京都市で暮らす下坂厚さんは3年前の夏、46歳で若年性認知症と診断された。
「認知症になったら何もできないというイメージを変えたい」と、日常の風景を撮って発信している。
四つ葉のクローバーやお寺の掲示板、老夫婦のつないだ手……。心が動いた写真を投稿する。
ついさっきあった出来事を忘…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル