「それでも原発を…」判決に憤る原告ら 東電旧経営陣の公判に影響は

 11年越しの被災者らの願いは、届かなかった。想定外の津波なら原発事故への国の責任はない、とした最高裁。仕事や人との絆を奪われ、「わずかでも国は責任を」と求めてきた原告たちは憤った。

 今回の判決の対象になった4訴訟の原告らは、判決後に合同で会見し、戸惑いや落胆の表情をみせた。

 「思いもしなかった判決。混乱している」。愛媛訴訟の原告の渡部寛志さん(43)は声を震わせ、「原発事故を起こした社会の誤りを正せないままに終わってしまう」と訴えた。

 2人の娘とともに裁判に参加…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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