「たかが名字」だとしても 夫婦別姓求め40年、元弁護団長の思いは

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聞き手・田中聡子

 選択的夫婦別姓を求める憲法訴訟を弁護団長として率いた榊原富士子さんが、昨年、団長を退いた。「夫婦別姓」という言葉が人口に膾炙(かいしゃ)する前から始めた活動は40年近くに及ぶが、いまだに制度は導入されていない。求める声の広がりと変わらない制度の中で、何を思い、何と闘ってきたのか。

 ――40年、長いですね。

 「まさかこんなに長い間このテーマに関わることになるとは、思ってもいませんでした。もう少し簡単に実現すると思っていましたからね」

 「今思えば、見通しが甘かっ…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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