「ちゃんと供養する」 女子学生遺棄容疑の男、ツイッターに示唆か

角拓哉、平岡春人

 札幌市のアパートで大学生の女性の遺体が見つかった事件で、死体遺棄容疑で逮捕された無職小野勇容疑者(53)が「自宅で大学生の首を絞めて殺した」と供述していることが、捜査関係者への取材でわかった。北海道警は殺害についても裏付けを進めている。

 亡くなったのは北海道小樽市の大学生、瀬川結菜さん(22)。道警によると、瀬川さんは3日昼ごろ、「友人と札幌市内で待ち合わせている」と家族に言い残して自宅を出たのを最後に行方不明になった。8日午後、札幌市東区の小野容疑者宅で遺体が発見された。司法解剖の結果、死因は首を圧迫されたことによる窒息で、道警は4日前後に殺害されたとみている。

 小野容疑者は「SNSで瀬川さんと知り合い、事件前にも会った」と供述。道警は、小野容疑者のものとみられるツイッターのアカウントを解析するなどして、2人の接点を調べている。

 このアカウントは今年3月に開設され、プロフィル欄に「人殺し 心優しき死神でありたい」と記されていた。3日夜の投稿には、肉を焼く動画付きで「来客中につき、振る舞い肉」とあり、4日早朝には部屋でだれかと一緒にいることをうかがわせる記述があった。

 その後、6日に「ちゃんと供養する」、8日午前には「これで良かったのかわからない」などと投稿されていた。小野容疑者の逮捕後に新たな投稿はなく、現在、アカウントは凍結されている。(角拓哉、平岡春人)

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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