「できること自分で」輪島の飛び出たマンホール、被災者自らスプレー

 能登半島地震で大きな揺れに襲われ、地下のマンホールが道路から浮き上がったままの状態になっている石川県輪島市河井町。24日、飛び出たマンホールに車が乗り上げてしまわないよう、蛍光色のスプレーを吹き付ける夫婦の姿があった。

 金物店を営む室栄司さん(56)と妻の直美さん(55)。自分たち自身で作業してもよいか市に確認した上で、店にあったスプレーを使い色をつけた。

 室さん夫妻が住んでいた古い木造の店舗兼住宅は、地震で道路側に倒壊した。数日前に水道復旧工事のために取り除かれ、倒壊した建物の下に隠れていた、液状化の影響で飛び出したとみられるマンホールがむき出しになった。室さん夫妻は、車の運転手に目立つようブロックを置いたが、車が乗り上げることがあったという。

 工事で水道が使えるようになり、近所の知人と喜び合っていた直美さん。「みんな復旧作業で忙しいので、できることは自分たちでやりたい」(上田幸一)

有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。

※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません

能登半島地震

1月1日午後4時10分ごろ、石川県能登地方を震源とする強い地震があり、石川県志賀町で震度7を観測しました。被害状況を伝える最新ニュースや、地震への備えなどの情報をお届けします。[もっと見る]

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

Japonologie:
Leave a Comment