「どっちが嫁か分からない」と言った彼 去られてつらい

(悩みのるつぼ) 相談者

 50代、バツイチ女性です。

 数年前に次男を突然亡くしました。失意の中、2歳上の学生時代の友人だった男性と偶然再会しました。慰められているうちに関係ができました。

 彼は既婚者でしたが、単身赴任中でしたから、二人とも「不倫関係にある」意識が薄かったと思います。毎日のように連絡を取り、頻繁に会っていました。彼は「もう、どっちが嫁さんか分からない感覚になっている」と言うことがありました。

 私自身は二度と結婚したくないし、誰とも暮らしたくないと考えていたので、いつかはお別れしなければならないことは覚悟していました。先日、彼が帰省してしばらく連絡がとれなくなった時、「このまま彼が亡くなっても、私は墓参りも堂々とできない立場なんだ」と思いました。

 そこで彼に「元の友人に戻りたい。月に1回お食事したり、おしゃべりしたりする形にしたい。細く長く付き合い、あなたの葬式にも参列できるようにしたい」と伝えました。ところが彼は「会えば抱きしめたくなるし、今更『はい友達です。食事を楽しみましょう』なんてできるわけない。それなら別れよう」と、去ってしまいました。

 思っていた以上に別れがつらく、精神的に参っています。自分の選択は身勝手だったのでしょうか? どういう別れがベストだったのでしょうか?

回答者 文筆業・清田隆之さん

 既婚者である彼との関係は確か…

980円で月300本まで有料記事を読めるお得なシンプルコースのお申し込みはこちら

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

Japonologie:
Leave a Comment