「なぜこの時期に」五輪PVに批判続出 市側の言い分は

 東京五輪に出場する地元の選手を応援しようと、京都府亀岡市が7日にパブリックビューイング(PV)を実施する。新型コロナウイルスの感染「第5波」のなか、感染リスクがあるとして全国の自治体が相次いでPVをやめているが、市側は「感動の共有になる」として開催を譲らない。

 応援するのは、空手の組手男子75キロ超級に出る荒賀龍太郎選手(30)。2018年のアジア大会で優勝し、東京五輪でもメダルが期待されている。

 PVは市と荒賀選手の後援会が、生涯学習施設「ガレリアかめおか」の1千人収容のホールで、7日午後4時~8時半ごろまで開催する。予約は不要。新型コロナウイルス対策で、同時に入場できるのは200人までに絞り、参加者の連絡先を控え、座席間隔を空け、飲食や大声は認めない。

 府に適用中の「まん延防止等重点措置」は、声援がなく参加者が5千人以下のイベントは自粛の対象にしていない。声援ありでも、収容人数の半分以下かつ5千人以下なら制限しないため、市は感染対策に問題ないとしている。

 ただ、市には否定的な声が相次いでいる。担当者は「『開催してほしい』という意見もあったが、大半は『なぜこの時期に』というもの」と取材に話した。

 府内ではコロナ感染者が急増…

この記事は会員記事です。無料会員になると月5本までお読みいただけます。

残り:371文字/全文:897文字

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

Japonologie:
Leave a Comment