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『我慢の3連休』2日目の東京・渋谷。警戒レベルは「最高」に引き上げられましたが、街には多くの人が訪れていました。
街の声「怖いのは怖いですよね、でもどうしようも生活できなくなっちゃうから。」
東京都が確認した新たな感染者は391人。前日までは3日連続で500人を超えていました。
大阪では東京を超える490人の新たな感染者が確認されました。比較的、感染者数が少ない日曜日に最多を更新するのは異例で、前日に続く2日連続の400人超え、感染拡大が止まりません。 ▽GoTo見直し「知事の判断に任せる」
秋の行楽シーズン真っただ中の京都、渡月橋はまるで“コロナ前”のような人込みです。
観光客「すごい人ですね、高知ではこんな人いません」「どうしても人が多くて密になりやすいので感染リスクは少し高いかなと思う」
「坊ちゃんの湯」で知られる愛媛県の道後温泉も、観光客で賑わいました
観光客「毎日感染者数が増えていっているので、(GoToトラベルの)見直しは仕方ないのかなと思う。」 21日(土)、菅総理の肝いりである「GoToキャンペーン」の運用見直しが発表されました。
菅総理「GoToトラベル事業について、感染拡大地域を目的とする旅行の新規予約一時停止するなどの措置を導入します。」
しかし「感染拡大地域」とはどこなのか、いつから始めるのか、明確にしませんでした。 翌22日(日)、西村経済再生担当大臣は“GoTo見直し”の対象地域について、各知事の判断に任せるとコメント。
西村大臣「観光庁において新規予約停止、あるいは既存の予約についてどうしていくか、キャンセルしたい方がキャンセル料払う場合にどう対応するか、この何日かのうちにしっかりと観光庁でそうした課題について詰めてもらい、それを知事にもお示ししながら、早急に対応を進めていきたい。」「誰よりわかっておられる都道府県知事が、現場の状況そして域内の感染状況や病床状況を一番よくわかっておられますので、まずは知事にしっかりと判断をしていただきたい。」 ▽観光業の声「仕方ない」「なるようにしかならない」
具体的に何も決まっていない「GoToトラベル」見直しに、旅行代理店は戸惑いを隠せません。
旅行代理店「どこの地域がだめだとか、感染拡大してるのはここだとか、その他が分からないから答えようがないですよ。いま予約が入っているお客さんが行く場所が(GoTo停止に)絡まってきたら、お断りするしかないですもんね。もう、しょうがないな、なるようにしかならないよって思ってますよ。」 見直しの判断に、理解を示す事業者もいます。
国内有数の温泉地・箱根。3連休初日、21日の人出は1週間前と比べて+106%と、倍に増えています。
箱根湯本駅の近くにある高級旅館「箱根藍瑠(あいる)」、この三連休は予約で満室だといいます。
支配人「GoToトラベルが始まって以降、売り上げも前年比110~120%くらいで推移しております。」
取材中に「GoToトラベル」の見直しを知った支配人。がっかりするかと思いきや、今回の見直しには賛成だと言います。
支配人「緊急事態宣言の発出というところが一番不安に感じておりますので、キャンペーンを見直ししていただいて感染を抑えていくことを優先的に考えていただいた方がいいのかなと感じております」
一方で、菅総理の言う「感染拡大地域への新規予約を一時停止」するだけで十分なのか、疑問に感じていました。
支配人「お客様は除外でない所に予約を取り直す可能性もございますので、感染拡大防止というところで考えると、全体を止めなければ難しいのかなと思います。」 ▽GoToイートも停止検討‥飲食店に追い打ち
東京・世田谷区の焼き鳥店。店長は忘年会シーズン直前の事態に、表情を曇らせます。
Q:GoToイートの恩恵はありましたか。 店長「ありましたね、GoToイートで徐々に回復していました。」 それが、東京の感染者数が初めて500人を超えた木曜日に、突然潮目が変わったといいます。
Q:何件くらいキャンセルがあったんですか?
「1、2、3、4…24件。」「全部GoToイートのキャンペーンを使用したお客様じゃないですかね。」
『感染者の急増では、キャンセルも仕方ない。』店長はそう自分を納得させていましたが、そこに“GoTo見直し”が追い打ちをかけました。
東京では20日からプレミアム付き食事券の販売が始まり、藁にもすがる思いでしたが―。
店長「12月もなんとか乗り切れるかなと思っていた矢先だったので、おそらく、忘年会シーズンはよくないんだろうな、今年は。」「融資や給付金でなんとかつないで経営している状態ですね。かなり厳しいですね。」
Source : 国内 – Yahoo!ニュース
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