4月に大規模な火災が起きた北九州市小倉北区の旦過市場で、最後まで立ち入りが規制されていたアーケード北側入り口部分の通行規制が14日朝、解除された。通路の片側は焼けた店舗のがれきが残ったままだが、鉄製の仮囲いが設けられ、通行人の安全を確保。26日ぶりに開いた「市場の玄関口」から、市民が早速、買い物に訪れていた。
市場を訪れた福岡県新宮町の男性(70)は、「まだ厳しい状況が続くと思うが、復興に向けた第一歩になってほしい」。仮囲いに覆われた菓子店の前で、店主の矢野芳正さん(46)は「焼け跡を片付け、どう再建するか、これからが大変です」。旦過市場商店街の中尾憲二副会長は、「通路の開通を最優先の目標に掲げてきたが、予想より早く達成できてうれしい。今後はがれきの撤去、そして旦過に一日も早く、にぎわいが戻るように取り組みたい」と話した。
火災は4月19日未明に発生…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル