「ぬるそう」「渋そう」と客選別 水回り修理で詐欺容疑、業者の手口

 事前の電話で、だましやすいかどうか見極めていたか――。水回りの修理に乗じた詐欺グループのSNSを兵庫県警が調べたところ、依頼者との会話から詐欺のターゲットを選んでいた疑いがあることがわかった。依頼者を二つの言葉で分類していたという。

 県警は詐欺の疑いで、水道工事業者「町の水道屋受付センター」社長の男5人を逮捕し、16日発表した。いずれも黙秘しているという。

 逮捕容疑は昨年8月、洗面台の配管の水漏れ解消を依頼した福崎町の60代男性に「部品の販売が終わっている」とうそをつき、洗面台全体を交換。さらに床下の排水管を新設したように装って計37万円をだまし取ったなどというもの。

 また昨年2月、トイレの詰まり解消を依頼した明石市の70代女性=故人=に対し、排水管が65センチしかないのに6メートルあるとうそをつき、6メートル分の詰まり解消工事などとして約14万円を請求。2万円をだまし取った疑いもある。

 生活経済課によると、被害までの流れはこうだ。

 被害者側はインターネットで…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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