回転ずし大手「かっぱ寿司」を運営する「カッパ・クリエイト」の田辺公己前社長(47)が、ライバル社「はま寿司」の営業秘密を不正に入手・利用した事件をめぐり、はま寿司の親会社のゼンショーホールディングス(HD)は27日、前社長やカッパ社などに対し、営業秘密の使用禁止や廃棄、5億円の損害賠償などを求めて東京地裁に提訴したと発表した。
事件では、ゼンショーHDからカッパ社に転職した前社長が、はま寿司の原価情報を不正に持ち出したなどとして不正競争防止法違反の罪で起訴された。東京地裁は5月、懲役3年執行猶予4年などの判決を言い渡し、確定した。判決によると、前社長は不正入手した情報をカッパ社で共有、使用していた。
ゼンショーHDによると、今回の民事訴訟で、前社長やカッパ社などに情報の使用差し止めや廃棄を求めるほか、情報使用に伴うライセンス料に相当する額を請求するという。(遠藤隆史)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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