大畠正吾
ひとり親家庭の子どもたちにランドセルを贈る活動をしている一般財団法人「宮崎県母子寡婦福祉連合会」が、希望者を募集している。来春小学校に入学する100人を目標に、合わせて活動を支える寄付も募っている。
連合会によると、ひとり親家庭のなかでも、特に母親と子どもたちの家庭は非正規雇用の割合が高く、コロナ禍で雇い止めや勤務時間を減らされるなど苦しい生活をしているという。このため、連合会では昨年度、「ひとり親家庭に育つ子ども達応援プロジェクト」を立ち上げ、子どもたち56人にランドセルを贈った。
応募は市町村の窓口に置いてある用紙を郵送する。対象は児童扶養手当などを受給しているひとり親家庭で、贈呈式に参加することが条件。希望者が多い場合は抽選となる。当選した子には宮崎市か、日向市の指定店で好きなランドセルを選んでもらう。応募は9月20日必着。用紙は連合会のホームページからも入手できる。
財源は全額寄付でまかなわれ、今年の目標額は600万円。振込先は、宮崎銀行本店営業部「普通400184 (一財)宮崎県母子寡婦福祉連合会」。クラウドファンディングも実施している。問い合わせは連合会(0985・22・4696)へ。(大畠正吾)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル