「ひめゆりの塔」建立の僧侶に捧ぐ歌 故郷・愛知で響く

 いつか花咲くと夢見る君は 語り部となって立ち上がる――。沖縄の「ひめゆりの塔」建立に尽力したある僧侶の人生をたどった歌ができた。太平洋戦争末期、沖縄戦に動員された女子生徒たちを弔った僧侶の足跡や沖縄の歴史を伝えたいと、僧侶の出身地で披露に向けた練習が進む。

 「石に刻まれなくていい 願いは永遠にめぐるだろう 花咲きほこる 常夏の邦(くに) 涙の眠る 流転の島」

 10月、愛知県岡崎市で、真宗大谷派の住職の妻や信徒ら約20人が教務所に集まり、透明のマウスシールドをつけて女声2部合唱を響かせた。曲名は「流転の島」。僧侶の人生と沖縄の歴史を重ねた7分間の歌だ。

 僧侶は、2007年に亡くなっ…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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