「ぼくの好きな」校舎 忌野清志郎さんの母校、解体へ

 ロックシンガーの故・忌野(いまわの)清志郎(きよしろう)さんの母校、東京都日野市の都立日野高校の校舎が、老朽化に伴って解体されることになった。清志郎さんは在学中にバンド「RCサクセション」を結成。恩師への思いを歌った「ぼくの好きな先生」が初期のヒット曲になるなど、ファンにとってなじみの深い場所だった。

 日野高校は1966年に開校した。多摩川とその支流の浅川に挟まれた日野市石田1丁目の現在の校舎に移った67年4月、清志郎さんが入学した。同学年に俳優・三浦友和さんがいた。

 美術部員だった芝田勝美さん(66)は、清志郎さんが3年生だった69年冬ごろ、B棟3階の美術室の隅でキャンバスに向かう姿を覚えている。部員でなかった2学年上の清志郎さんに声をかけたことはない。理科の実験で使う白衣をピンクに染め、一心に人物画を描いていたという。

拡大する忌野清志郎さんが通った東京都立日野高校の校舎。今秋にも解体工事が始まる=2020年2月10日、東京都日野市、佐藤純撮影

 そんな清志郎さんの絵を評価し…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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