「まさか」「命に別条なくてよかった」 海保機不時着に住民も驚き

 大分県宇佐市の麦畑に18日午前、海上保安庁の軽飛行機が不時着した事故。現場近くでは軽飛行機が低く飛ぶ様子が目撃され、恐怖を口にする人もいた。宇佐平野の田園地帯で、住民を巻き込む惨事にはならなかったが、市は対応に追われた。

 市消防本部によると、18日午前10時すぎ、軽飛行機に乗っていた海保の搭乗者から「不時着した。搭乗の2人とも大きなけがはしていない」と119番通報があった。救急車と消防車計2台が出動し、現場で2人を収容。豊後高田市内の医療機関に搬送した。2人とも軽傷という。

 現場から200メートルほど離れた高台で農作業をしていた男性(29)は「かなり低く飛んでくるのを見た」と話す。現場に向かうと麦畑の中で機体がひっくり返っていた。「まさかこんな所に着陸するなんて」

 近くに住む建設会社社長の男性(50)は飛行機が好きで、飛行機の航跡がわかるアプリを自宅で開いていたところ、不時着したのとは別の飛行機が上空を旋回しているのに気付いた。消防車や救急車が走っていくのも分かり「何かが起きているんだろうと思った」。友人から不時着したことを聞き、現場へ。「とにかくびっくりした。乗員の命に別条がなくてよかった」

 現場近くで今月、放課後等デ…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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