日本三大朝市の一つ「輪島朝市」(石川県輪島市河井町)が能登半島地震で大火災の被害を受けた。少なくとも200棟以上の店舗などが焼けた。焼け跡では消防や警察が捜索を続けるなか、朝市の関係者たちが途方に暮れている。
火災現場に自宅があった中村祐子さん(64)は10日午前、車を取りに現場近くを訪れた。4人で暮らした自宅は全焼してしまったといい「先の見通しは全く立たない」という。「帰りを待っている人がいると思うので、早く見つかって欲しい」
この日の県の災害対策本部員会議では、損傷が激しい人の骨のようなものが見つかったと報告があった。大規模捜索は13日まで続く予定だ。
地震発生から10分もたたず、火の手あがる
観光地をのみ込んだ元日の大火。近くに住む男性(75)によると、能登半島地震発生から10分もたたずに火の手があがるのを見た。道路のあちこちに亀裂が入って消防車の行く手を阻み、約1時間で10軒ほどに延焼したという。
津波に備えて自宅から逃げた…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル