「また行きたい」濁流から救われた高校生、旅館へエール 泥はいまも

 バタバタバタ――。

 静岡市中心部から北へ10キロほどの山あいにある旅館「油山苑(ゆやまえん)」。9月24日未明、新人戦に参加するため、離れの1階に宿泊していた飛龍高校水泳部(静岡県沼津市)の生徒計23人は、旅館の職員が廊下を走り回る音で目が覚めた。

 「すぐに逃げて下さい」

 職員が慌てた様子で、懐中電灯を持ち部屋に駆け込んできた。

 台風15号の影響で、記録的な雨が降っていた。

 近くの油山川が氾濫(はんら…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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