北海道内で新型コロナウイルスの感染が再拡大しつつあることを受け、鈴木直道知事は15日、政府に「まん延防止等重点措置」の再適用を要請することを検討すると明らかにした。重点措置は11日に解除されたばかりだが、札幌市では15日、直近1週間の10万人あたりの感染者数が重点措置要請の目安となる「15人」を超えた。同市では25日まで飲食店に時短を要請しているが、道は感染状況を見ながら26日以降の対策を検討する。
道は15日夕に対策本部会議を開き、鈴木知事は「(変異ウイルスの)デルタ株の拡大、今後の人の移動の活発化などを踏まえると最大限の警戒が必要だ。札幌市と連携し、重点措置の国への要請も含めてより強い対策について早急に検討を進める」と述べた。
15日の感染者85人のうち、札幌市は64人。同市での直近1週間の人口10万人あたりの新規感染者数は15・2人で、国の指標の「ステージ3」(感染急増)の目安を超えた。市内の入院患者数は14日時点で106人。コロナ病床が満床だった6月のピーク時の5分の1だが、再び100人を超え、増加傾向だ。
特に、感染力が強いとされる…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル