京都市内でIT技術者として働くムハンマド・ハッジャージさん(37)は不安な日々を過ごしている。ふるさとは9千キロ離れたガザ地区。インターネットも電話もつながらず、肉親の詳しい消息が分からない。「もうたくさんだ!」。イスラエル軍とハマスの戦闘は7日で2カ月となった。
「おはよう」
「元気?」
「おかげさまで」
「あなたたちは?」
「おかげさまで」
スマートフォンに、母親マジダさん(60)と交わした短いメッセージが残っている。11月25日午後3時過ぎのやり取り。ガザは午前8時過ぎだ。現地にいる母親とはこれを最後に連絡がつかない。「とにかく通信が困難になっている」とムハンマドさんは話す。
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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