田添聖史
自宅で介護していた末期がんの母親の首を絞めて殺害したとして、大阪府警は13日、四條畷市中野本町の無職、江口宗克容疑者(51)=死体遺棄容疑で逮捕=を殺人の疑いで再逮捕し、発表した。「母のケアができなくなった」と説明しており、自宅に自殺を図った形跡があったという。
捜査1課によると、江口容疑者は11月14日から22日の間に、自宅で母親(78)の首を絞めて窒息死させた疑いがある。
江口容疑者は22日、訪問診療の医師らが自宅に来た際、玄関で対応したが逃走。医師が居間で母親の遺体を発見した。府警はこの日、江口容疑者を死体遺棄容疑で逮捕していた。
江口容疑者は同居していた父親が5月に病死し、母親と2人暮らしになった。母親は8月に末期のがんと診断され、10月に要介護認定を受けた。11月からは週1回、自宅で緩和医療を受けていた。(田添聖史)
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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