東谷晃平
コロナ禍による行動制限のない3年ぶりの大型連休が29日始まり、JR名古屋駅は帰省客や家族連れの行楽客でにぎわった。
神戸市の笠原隆さん(36)は家族4人で、下呂温泉などを訪れる予定。感染が気になり、遠出は自粛してきた。「やっと子どもを遠くに連れていける」と喜ぶ。夫婦で孫に会いに行くという村井貴政さん(64)は「気兼ねなく東京にいける」と興奮気味だった。
JR東海によると、東海道新幹線の下りは一部の列車で混雑したという。上りのピークは5月5日の見込み。指定席の予約席数はコロナ禍前の2018年度と比べると約8割にまで回復している。
空の便でも、中部空港発着の国内線予約者数(29日~5月8日)は、全日本空輸(ANA)と日本航空(JAL)ともに前年比で約120~約180%。JALの担当者は「新型コロナウイルスの感染再拡大は予断を許さないが、お客様のご予約は回復傾向にある」と話す。(東谷晃平)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル