いま子どもたちは 「性」を学ぶ(1)
「男の子、女の子と聞くと、どんなことをイメージしますか?」
3月下旬。東京都渋谷区であった「ユネスコユースセミナー」で、東海大大学院2年の斉藤奈月さん(23)が、参加者に問いかけた。
セミナーは、多様な文化的背景を持つ若者が集うイベントとして、2015年から東海大の小貫大輔教授(ジェンダー・セクシュアリティー研究)らが企画してきた。8回目となる今年は「ジェンダーとセクシュアリティー」がテーマ。セクシュアリティーは「性のあり方」を意味する。1泊2日で、国連教育科学文化機関(ユネスコ)などが推進する包括的性教育を学び、語り合う。
参加者の中心は、ユネスコから「ユネスコスクール」として認定された高校のほか、日本にあるブラジル学校、ドイツ学校などの生徒。約150人が参加し、日本語のほか、ポルトガル語やドイツ語、英語も飛び交った。
この日のため、高校生や大学生など約20人が準備をしてきた。斉藤さんも、その一人だ。
■性別イメージと反すると、恥…
Think Gender
男女格差が先進7カ国で最下位の日本。生きにくさを感じているのは、女性だけではありません。だれもが「ありのままの自分」で生きられる社会をめざして。ジェンダーについて、一緒に考えませんか。[もっと見る]
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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