外国為替証拠金取引(FX)への投資をうたった詐欺容疑事件で、警視庁は23日、首都圏と滋賀県に住む22~36歳の男計8人を詐欺の疑いで逮捕した、と発表した。認否は明らかにしていない。
同庁は、8人が昨年6~8月の間に少なくとも、東京、愛知、大阪、福岡など20都道府県の約50人から計約1億5千万円をだまし取ったとみて調べている。
逮捕されたのは無職の金田祐輔容疑者(35)=東京都豊島区南長崎5丁目=のほか、建設作業員や派遣社員などの7人。逮捕は2人が22日付、6人が23日付。
捜査2課によると、8人は昨年7月に共謀し、架空の投資会社「オーシャンプロジェクト」の社員を名乗り、長崎県の50代男性に「『インド洋の証券会社』が売る商品に投資すればもうかる」とうその電話をかけ、FX投資名目で計約70万円を詐取した疑いがある。
活動拠点は東京都内で、同課は8人は集めた金を複数の銀行口座や暗号資産(仮想通貨)の口座で管理していたとみている。運用の実態も全くなかったとみて、裏付けを進めている。
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル