「ウィズコロナ」が本格的に始まる。新型コロナ感染対策の新たな基本的対処方針が決まり、「第6波」が来て緊急事態宣言が出されても、ワクチン接種証明など一定の条件下で行動制限が緩和される。各地で実証実験が行われ、感染拡大防止と暮らしの両立の模索が続いている。
証明書の有無、座席エリア分ける
東京都豊島区の映画館「池袋シネマ・ロサ」では10月19日の3回の上映で、ワクチンの接種証明書などを持参した客と持参しなかった客で、座る席を左右にエリア分けした。境界の中央2列分は空席にした。
窓口でチケットを販売する時に接種証明書などの有無を確認したため、通常の倍以上の時間がかかったという。計30人のうち、ワクチン接種を確認できる書類を持っていたのは7人だった。同館の矢川亮支配人(45)は「今回の実験は平日で人数も少なかったが、連休などの繁忙期なら負担が増え、スタッフの手が回らなくなる」と懸念する。
ワクチン接種や検査の陰性証…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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