キリスト教系新宗教「エホバの証人」に関連した児童虐待が起きている可能性が指摘されていることに関して、加藤勝信厚生労働相は10日の衆院厚生労働委員会で、「(教団側から)団体としての認識や実情などについて聴くことが必要だ」との考えを明らかにした。今後、輸血拒否など宗教がかかわる児童虐待の実態を把握するための調査研究を進める方針も示した。
立憲民主党の早稲田夕季議員の質問に答えた。
加藤氏は「医師が必要と判断した輸血などの医療行為を受けさせないのは、いわゆる医療ネグレクトにあたる」と改めて説明。「信者である保護者が輸血拒否などを行っているとの指摘をふまえ、法人関係者から団体としての認識などを知るということも大事」と述べた。また「調査研究などにより、輸血拒否の状況も含めた宗教が関係する児童虐待の実態把握を今後行っていきたい」とも話した。
エホバの証人をめぐっては…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル