浅草神社(東京都台東区)の三社祭は最終日となった22日、宮神輿(みやみこし)3基の巡行が3年ぶりに実施された。宮神輿を境内から担ぎ出す「宮出し」で、盛り上がりは最高潮に達した。
午前7時、境内での一本締めを合図に、緑の法被姿の担ぎ手たちが神輿を持ち上げ、お囃子(はやし)に乗り、上下に激しく揺らした。「オイサ、オイサ」の掛け声が響いた。
「3年ぶりの神輿は重かった~」。担ぎ手の一人、芝崎西町会(西浅草3丁目)の専門学校生、立川力さん(19)は肩をさすった。マスク着用での参加に「担げるのは本当にうれしいけど、息がしづらくて苦しかった」と苦笑いした。
別の町会の担ぎ手の一人、会社員、嶋村琴音さん(23)は、「昨年までの2年間は町が祭りに向かって高まっていく空気感がなく、さみしかった」と振り返った。「この日を楽しみに仕事を頑張ってきた。改めて浅草になくてはならないものだと実感した」
その後、3基の神輿は境内を出ると、台車に載って神社周辺を巡行した。道の両わきでは大勢の人がスマホを向けるなどして勇壮な祭りを見守った。
浅草神社そばで1953年か…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
Leave a Comment