東京都墨田区両国の回向院境内に明治末に建てられ、「スポーツの殿堂」とたたえられた初代国技館の歴史を振り返る企画展が、すみだ郷土文化資料館(同区向島2丁目)で始まった。相撲博物館やボクシングの往年の名チャンピオンらが協力。名横綱の「横綱」や、あの「ガッツポーズ」が生まれた瞬間にガッツ石松さんが身につけていたグローブやシューズなどを展示している。
明治の国技館は、天候に関係なく相撲興行を開催できる常設館として計画。東京駅の丸の内駅舎を手がけた辰野金吾と葛西萬司が設計し、明治末に完成した。「尚武館」という板垣退助の案を抑えて「国技館」と名付けたことで、相撲は国技を名乗るようになった。
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル