東の歌舞伎町、西のミナミ――。繁華街で「キャッチ」と呼ばれる客引きは今も絶えず、手口は巧妙化している。警察の摘発だけでなく、行政も取り締まろうと、大阪市が罰則つきの客引き適正化条例を施行して5年。客引きが盛んな年の瀬にミナミの街を歩いてみた。
今月20日、金曜夜のミナミで、大阪市が「指導員」として雇う大阪府警OBについて回った。
午後6時過ぎ、観光客や買い物客らでごった返す戎(えびす)橋。3人組の指導員が回り始めると、動きを察知したキャッチたちがざわつき、声をかけるのをやめた。
指導員によると、キャッチの多くは特定の店に雇われているのではなく、いくつもの契約店をもつフリーだ。案内した店から客の人数に応じて成功報酬を受け取っている。
午後7時18分、この道5年目…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル