仙崎信一
桜島大根の重さや形を競う「世界一桜島大根コンテスト」が鹿児島市の桜島であり、4部門で今年の優勝が決まった。入賞した桜島大根は28、29日、市内で開かれた桜島だいこんフェアのオープニングイベント会場にも飾られた。
コンテストは2001年から始まり23回目。桜島を中心に鹿児島県内外から一般30点、学校7点、幼稚園・保育園部門3点の計40点の出品があり、28日に審査があった。種まき後、県内を襲った昨年9月の台風14号の被害に遭い、種をまき直したという。
重さや形、色あいなど全体評価で競う一般・総合部門では、地元の大野勤さん(74)が優勝した。重さ24・75キロ、胴回り115・3センチ。審査員から「大きくて、肌も形も良い」と評価された。3年ぶりの優勝で、大野さんは「1月に寒くなって大根が大きくなった。また優勝できてうれしい」と笑顔だった。
桜島大根のギネス世界記録は03年の31・10キロ。今年はそれを超える33・70キロが持ち込まれたが、運ぶ途中にひび割れてしまい、惜しくも審査対象外となった。一般・重量部門の優勝は重さ27・30キロだった。
桜島だいこんフェアは、旬の桜島大根を味わってもらおうと、2月23日まで県内のホテルや飲食店で様々な創作料理が味わえる。天文館ベルク広場であったオープニングイベントでは、1本売りの桜島大根が約60本売れた。フェア期間中、対象店舗では桜島大根スタンプラリーを実施している。(仙崎信一)
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル