その瞬間を見守る人々が、今年も全国各地にいることだろう。総務省が行っている家計調査の前年の集計結果がもうすぐ判明する。今年の発表日は2月6日。同省統計局のホームページで午前8時半に公開される予定だ。
昨年2月の発表日、ギョーザの世帯(2人以上)あたり購入額で2年続けて1位となった宮崎市ではギョーザ形のくす玉が割られ、中華そばの外食費で1位を奪還した山形市は翌日に「ラーメンの聖地」を宣言した。一方で、1位を逃し、首長らが「残念。今年こそは」などと述べる自治体もあった。
家計調査の「消費支出」の品目数は現在503。品目は定期的に見直され、近年は5年ごととなっている。来年の改訂では、被服及び履物(50品目)の分野で、ネクタイや婦人用ストッキングが「他の被服のその他」に統合されたり、保健医療(20品目)の分野で、「保健用消耗品」に含まれていたマスクが個別の品目になったり、などの変更が検討されている。
食料は計213品目。調査が始まった1946年当初は大豆に小豆、ごま油、菜種油……、などと細かく分類されていた乾物や油類が順次「豆類」「食用油」などに統合される一方、2015年の改訂では、シメジやエノキタケが、シイタケ以外の「他のきのこ」から独立するなど、調査品目の変遷から時代の流れが伝わる。
ギョーザでまちおこし 始まったわけ
調理食品や外食の品目は増え…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル