自民党の元衆院議員金子恵美氏(41)が6日、TBS系「サンデー・ジャポン」に出演し、政界引退を宣言した。金子氏は「最近、繰り上げ当選を待っているだとか、顔を売るためにテレビに出ていると言われるんですけど、まったく違って、もうハッキリさせておきたいと思っているのは、政治家は引退します」と発言。MCを務める爆笑問題の太田光(54)に「選挙にはもう出ない?」と確認されると「はい。そうですね」と答えた。今後については「メディアに出させていただいたり、講演活動をしていきたい」と語った。
金子氏は16年、衆院議員だった夫の宮崎謙介氏(38)が自身の妊娠中に女性タレントとの「ゲス不倫」をしていたと報じられた。金子氏への逆風も強まり、翌17年10月の衆院選に新潟4区から出馬も、菊田真紀子氏(49)に敗れ、落選。比例北陸信越ブロックでも次点で落選した。ただ、自民党では、同ブロックの石崎徹衆院議員(35)が秘書への傷害と暴行の疑いで書類送検されている。石崎氏は辞職を否定しているが、起訴された場合、裁判の結果次第で失職の可能性もある。この場合、次点の金子氏が繰り上げ当選するため、去就が注目されていた。
関係者によると、金子氏は繰り上げ当選は辞退する意向を党に伝えているとされる。党県連関係者は「前回の選挙以降、県連に特に連絡もない。政治家引退を各所への報告前にテレビで宣言するのも、そういう方ですから」とあきれた様子。別の党県連関係者は「(辞退の意向について)県連への正式な報告はまだないと思う」とし「議員時代から芸能界への意識が強い方と承知しているが、選挙戦で応援した者としては見るに堪えない」と話した。
金子氏が離党または、自民党が金子氏を除名した場合、比例名簿から除外され、次点は長野1区から17年10月の衆院選に出馬し、落選した小松裕氏(57)となる。
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