しゃべりながらゲームをして、その様子を動画で配信する「ゲーム実況」が存在感を増している。著作権の問題があいまいだったが、メーカー側も宣伝効果を期待して支持を打ち出す。ゲーム文化を盛り上げる新たな動きが世界で広がりつつある。
「よし、ここは見晴らしがいい。上から撃つぞ」。ゲーム実況者のNinja(ニンジャ)が、自身の声を交えてアクションゲーム「フォートナイト」を堪能する。月間1億人以上が利用するゲーム実況サイト「Twitch(ツイッチ)」にその映像が流れるや、サイトに次々と「すさまじい」「神様!」といった視聴者のコメントが届く。Ninjaは同サイトで1400万人超のフォロワーを抱え、ユーチューブでは約2200万人のチャンネル登録者数を誇る。世界で最も有名な「ゲーマー」の1人で、月50万ドル(約5500万円)を稼ぐとされる。企業からのスポンサー料金や、動画の視聴者がサイトに課金してその一部が配信者に支払われる「投げ銭」が収入源だという。
ゲーム雑誌「ファミ通」を発行するGzブレインの「ゲーム実況グローバルマーケットレポート2017」の推計では、2017年の世界のゲーム配信動画の市場規模は46億ドル(約5060億円)。視聴者は21年には8・1億人に達し、17年の1・2倍になるという。
ゲーム実況は著作権の扱いがあ…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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