豊島鉄博
航空自衛隊春日基地(福岡県春日市)は11日、新型コロナウイルスに感染したと虚偽の報告をし、特別休暇を取得したとして、西部航空警戒管制団の男性空士長(27)を停職5日の懲戒処分にし、発表した。
発表によると、空士長は昨年11月28日、新型コロナの抗原検査で陰性だったにもかかわらず、感染したと上司に報告し、5日間の特別休暇を取得した。検査結果の証明書に記された「-」の文字を「+」に書き換え、スマートフォンで撮影し、上司に送信していた。「出勤前に38・7度の熱があり、少しでも長く休みたいと思った」と話したという。
また、西部航空警戒管制団の男性2等空曹も同日、停職20日の懲戒処分にした。2020年8~10月、自分名義の銀行口座キャッシュカード5枚の暗証番号を、複数回にわたり他人に有償で譲渡したという。21年12月に犯罪収益移転防止法違反の疑いで東京地検に書類送検され、昨年2月に不起訴処分となっていた。(豊島鉄博)
有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。
※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル