泥酔した客にATMで下ろさせた現金を盗んだとして、警視庁は、中国籍の女2人を窃盗容疑で逮捕し、3日発表した。同庁は2人は東京・赤羽で活動する違法な客引きグループのメンバーで、このグループが同様の窃盗事件を繰り返していた可能性があるとみている。1人は容疑を認め、もう1人は黙秘しているという。
保安課によると、34歳と45歳の女2人は今年1~3月、自身が勤める東京都北区赤羽南1丁目の飲食店などで酔って意識がもうろうとしている30代と50代の男性客2人を近くのコンビニに連れていき、ATMで引き出させた現金計130万円を盗んだ疑いがある。30代男性は「酒を無理やり飲まされ、その後記憶が途切れ途切れになった」と説明しているという。
容疑者の2人はJR赤羽駅前を中心に活動する客引きグループの一員で、今年6月に違法な客引きをした疑いで他の15人と一緒に逮捕された。同課がその後、逮捕された17人の携帯電話を解析したところ、酔客から現金を盗もうとしていることをうかがわせるチャットのやりとりが見つかったという。
それによると、「お客さん、寝たら意識がはっきりし過ぎる」と話すメンバーに対し、別のメンバーが「眠い時は引き出しに行ってくれると思う。意識がはっきりしているとダメ」などと応じていた。また別の2人も「コーラの缶の中に(度数が強い)白酒を入れた」「どんどん飲ませて食べさせて」などとやりとりしていたという。
警視庁によると、赤羽地区の…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
Leave a Comment