東京都昭島市議会の6月定例会にゴミを減らすための陳情が5件提出され、いずれも採択された。陳情を出したのは市内在住の高校生のグループだった。ゴミを拾う活動を続けるなかで、いくつか気づいたことがあったからだ。
グループは、高校生約25人で運営する「未来守(みらいもり)」。都立国際高校2年の二ノ宮リム虹(にじ)さん(16)と私立明星高校2年の宇佐原嘉晃さん(16)が、共同代表になって立ち上げた。
5件の陳情は①ポイ捨てされたゴミの写真やポスターを市内各所に掲示するほか、清掃活動に取り組む団体を紹介したり、その団体からのメッセージを掲載したりする②特定区域での喫煙を禁止するほか、市内全域で歩きたばこや吸い殻のポイ捨てを禁ずる。一方で喫煙所は増やす③小学生を中心とした、ゴミの減量をテーマにしたポスター制作の取り組みを広げる④リユース食器の積極的な利用を啓発する⑤ポイ捨てをした人などには指導・勧告・命令を行い、従わない場合には過料を科す。また見回り強化のため監視員を置く、ことなどの検討を求めた。
加えて陳情書では、「ゴミが多摩川に流れ、海に出たゴミが私たちの体内に巡り巡って帰ってくる悪循環ができてしまっています」などとも訴えた。
5月25日に市議会に提出し…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル