「サンダーバード」「しらさぎ」 ファンに見送られ金沢発ラストラン

【動画】金沢駅発で最後となるしらさぎ66号とサンダーバード50号=久保智祥撮影

 JR金沢駅で15日夜、特急「サンダーバード」と「しらさぎ」が、同駅発としての最後の運転をした。60年間、北陸と関西、名古屋を結んだ列車を多くの鉄道ファンらが見送った。

 1964年に「サンダーバード」の前身の特急「雷鳥」と「しらさぎ」はデビュー。「特急街道」と呼ばれた北陸線の代表格だった。その最後の雄姿をまぶたに焼き付けようと、多くの人がホームに集まった。

 石川県小松市の中村美紀さん(47)は、鉄道好きの長男・映斗くん(5)のために最後のサンダーバードの指定席をゲット。「1区間だけど乗せてあげたかった。なくなるのは寂しい」といい、映斗くんは「サンダーバードかっこいいよ」と話した。

 午後8時6分発のしらさぎ66号は、宮下良和・金沢駅長の「出発」の合図で1番線を発車。「ありがとう」という声がホームに響いた。その41分後、2番線から最後のサンダーバード50号が「出発」の合図で大阪に向け動き出すと、さらに大きな声の「ありがとう」の声が列車が見えなくなるまで響いた。

 この日は、能登半島地震で被…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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