芳垣文子
札幌市中央区の大丸札幌店8階に24日、ピスタチオ専門店がオープンした。「シメパフェ」で知られる「パフェ、珈琲、酒、佐藤」(通称・パフェ佐藤)が手がける新店舗で、ピスタチオを素材にした様々なスイーツが楽しめる。新型コロナウイルスの影響でテイクアウトをメインに据えているが、イートインのコーナーもある。
新しい店の名前は「佐藤堂」。「パフェ佐藤」などを運営する会社「アリカデザイン」(札幌市中央区)が大丸札幌店の飲食店フロアにオープンした。
同社代表の小林仁志さんは、「パフェ佐藤」で一番人気だった「塩キャラメルとピスタチオ」のパフェからヒントを得て、ピスタチオを素材にした専門店を考えたという。
「パフェ佐藤」は、飲み会や食事会の後にパフェで締めくくる札幌発祥の食文化「シメパフェ」でも知られる人気店だ。小林さんは「シメパフェ文化に続いて、ピスタチオの魅力を生かした新しい文化を札幌から発信したい」と話す。
コロナ禍で飲食店が苦境に立たされる中、「パフェ佐藤」では自宅でパフェを作れるユニークな「おうちでシメパフェセット」を販売、人気を集めている。「佐藤堂」ではテイクアウトをメインに、もなかやショートケーキ、マカロン、カヌレやカステラなど十数種類のスイーツが楽しめる。イートインも23席あり、対面を避けたカウンター席だ。
店のロゴデザインにもなっているクマをかたどったもなかは、小豆とピスタチオのクリームが詰まった看板商品で、持ち帰りは1個390円(税込み)。このほか店内では、生菓子、焼き菓子を取りそろえた「本日のピスタチオ菓子盛り合わせ」(同1690円)などのメニューもある。
営業時間は当面午前11時~午後8時。(芳垣文子)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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