知人女性に性的暴行をしようとしてけがをさせたとして、不同意性交致傷の罪で起訴された宮崎市議の「スーパークレイジー君」こと西本誠被告(37)が26日、保釈された。勾留されていた宮崎市の宮崎刑務所拘置区から姿を見せた西本被告は「大変申し訳ありませんでした」と謝罪し、土下座した。
起訴状によると、西本被告は9月3日未明、宮崎市内で知人の30代女性をホテルに無理やり連れ込み、ベッドに押し倒して馬乗りになるなどの暴行をし、同意しない意思を示すことが困難な状態で性交しようとした、とされる。女性は暴行と逃げる際の転倒で右腕や左手にけがを負った。
西本被告は2020年の都知事選に立候補し、特攻服姿で注目された。21年の埼玉県戸田市議選で当選したが、その後、居住実態がないとして当選無効に。22年12月には故郷の宮崎県知事選に出馬し、今年4月の宮崎市議選で初当選した。
西本被告の弁護人は、来年5月に開かれる初公判で、被告が起訴内容を認める方針を明らかにしている。(平塚学)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル